アルヴァ・アアルト パイオミのサナトリウム シースルーエレベーター

今なら大きな事務所や、店舗ビルではよく見かけるようになった外が見えるエレベーターですが、このアルヴァ・アアルトが設計したパイオミのサナトリウムにおいても高層棟の一番端のところに外が見えるシースルーエレベーターが設置されているのには驚きました。完成したのが1933年ですから今から80年以上前です。 考え方は、階段と同じで、移動する部分から景色が眺められ、気分を変えるという意図です。なかなか技術的にも難しいと思いますが、ここは妥協しない。自分の信じる想いを貫き通す、建築家の強い意志も感じられます。 これは、階段室に入る扉 その階段室の奥にエレベーターがあります。 階段室にも光が入ります。 外から見ますと、このガラスのところが、エレベーター いろいろな想いが詰まった素晴らしい建築でした。