金沢市長町武家屋敷跡 野村家 庭を眺める大きな窓

この野村家には茶室がありますが、それが2階なんです。普通は1階。茶室に入るまでの動線(道のり)は極めて大切で、茶室という一つの別世界に向かう中で、自然の景色を眺め自分の身を置くことで、綿密に計算された造園から大きな風景を […]

金沢市武家屋敷跡野村家の庭園

金沢市の長町武家屋敷跡は、いまでも多くの市民の家ですが、その中で野村家だけが、内部を公開しており加賀藩藩士の格式ある様式を体験できます。その野村家のなかでもお庭は評価が高く、水を引き込んだ庭園は縁側すぐ近くまで持ち込まれ […]

金沢長町武家屋敷跡 冬の風物詩 薦(こも)掛けの土塀

金沢市内にある長町武家屋敷跡は、加賀藩時代の藩士の家が残っている場所で、いまでも市民が住んでいます。綺麗な土塀があり、その塀を冬の雪や凍結かえあ守る為に薦(こも)が掛けられるのですが、それが続く風景がまた美しいのでありま […]

金沢駅もてなしドームと鼓をイメージした鼓門

北陸新幹線の開通でぐっと近くなった金沢。観光客でにぎわう金沢の玄関口となるのが、JR金沢駅です。原広司さん設計の京都駅もすごいですが、こちら金沢駅も負けてはいません。この新しい駅ができる際、まず最初に鼓をイメージした巨大 […]

谷口吉生 京都国立博物館 ブリッジでつながれた展望スペースから三十三間堂、明治古都館をのぞむ

さて、国宝をはじめ多くの貴重な展示を鑑賞したあと、この2階の展望スペースに行ってみます。吹抜けエントランスホールの上にかけられたブリッジを渡ります。 透明感のあるガラス手すり その先の開口部はガラスカーテンウォール […]

谷口吉生 京都国立博物館 教会のような光が射す吹抜けのあるエントランスとシンプルで透明感のある階段

天井の高さを抑えたエントランスの風除室を通り抜けますと、大きな吹抜けのあるエントランスホールが待ち構えます。静かで、空気が引き締まる教会のような空間。無駄なものは一切なく、大きな箱の中に透明な階段、2階の渡り廊下が組み込 […]

谷口吉生 京都国立博物館 障子をイメージするファサード

日本建築の丹精さ、モデュールに込められる統一感、縦横のバランス、水平垂直の作り出すリズム等々日本建築の美しいところを言い出せばきりがありませんが、この京都国立博物館のファサードは、障子をイメージさせるまさに日本らしい建築 […]

谷口吉生 京都国立博物館平成知新館 空気が変わり気が引き締まるエントランスゲート

京都国立博物館平成知新館に行きました。道路の反対側には三十三間堂。歴史ある街並みの中に視界が開け、ゲートが現れます。 垂直水平の世界。 ゲートの先には平成知新館が見えます。非常にパースペクティブな構成 無駄な装飾は一 […]

地下鉄心斎橋駅 阪急ターミナルコンコースアーケード

昔小さい時に行った心斎橋の御堂筋線地下鉄駅や、阪急コンコースにあった豪華なアーケードは、今も記憶の片隅に残っています。子供の心にも残る記憶。それが残るほどにこの駅のプラットフォームやコンコースは力を持っていたのだと思いま […]

もしも建築が話せたら ルイスカーン ソーク研究所 静かに語る建築

渋谷のアップリンクで上映中のオムニバス・ドキュメンタリー「もしも建物が話せたら」を見ました。ヴェンダース、レッドフォードを含む6人の監督がそれぞれに想いを抱く建築に焦点をあて、その建物ができた背景、建築家の想い、街に対す […]

村野藤吾 ドウトン 全面タイルによるファサード建築

道頓堀川と言えば、阪神タイガースが優勝した時にファンが飛び込む川ですが、なんせ、大阪南繁華街の中心を流れている川なので、街のシンボルみたいなものです。昔に比べますと川の両岸が綺麗に整備されて人が歩きやすくなり、水の都大阪 […]

村野藤吾 浪花組本社ビル 複雑で絵画的なファサード

もう一つ心斎橋にある村野さん設計の面白い建物があります。これも雑多な繁華街に面する建築なんですが、廻りの建物に比べても遜色ない奇抜なデザイン。でもこれほどいろいろな事をファサードで試みても、違和感が全くない街自体のパワー […]