河口湖の木工作家吉野崇裕氏の禅チェアーに座る

椅子というものは、その人の体系によって合う椅子、合わない椅子があります。名作と呼ばれる椅子でもその感覚はひとそれぞれ。仕事で座る椅子は、私の場合特に長時間なので、疲れない椅子でありしかも集中力が持続する椅子が必要なわけです。長年探していましたが、河口湖在住の木工作家である吉野崇裕さんに椅子を作ってもらうことにしました。この椅子は禅椅子。禅をしているような状態で座ることができます。吉野さんは長年禅をやられていて、その奥の深さを探求してこの禅椅子という形に辿り着いたそうです。 まず、私の体系に合わせて、寸法を決め、それから木を削りだして製作。ひとつひとつ手作りによる一品物なので、7カ月ぐらいかかりました。 栗の木の座 背もたれの部分が丁度腎臓を包むようにフィット。心地よくシャンとして座れます。 裏側。 そして吉野さんのサインも この座り心地は、実際にためしてみないとわかりません。 20年ぐらいは一緒に暮らす椅子になりそうです。