すみだ北斎美術館 職人技が光るアルミパネルの外観

最近完成した建物で最も注目をあびるすみだ北斎美術館に行ってきました。 下町の公園の中に建てられた北斎の浮世絵を展示する美術館です。何と言いましてもまずは外観。大きなボリュームをくさび型の開口部で分節させ、ボリューム自体も […]

台所とトイレと風呂と茶の間にお金をかけた家 林芙美子邸

林芙美子は客間よりも、茶の間、トイレ、風呂、台所にお金をかけました。日々使うところであり、気分転換できるところであり、くつろぐところ。やはり家の中でも今の住宅ではちょっと後回しにされるところが本当は大切なんです。水廻りと […]

生活棟とアトリエ棟を繋ぐ中庭 林芙美子邸

建築制限があった中で、芙美子は生活棟と夫のアトリエ棟の2つの家を建て、後にそれを繋いでいます。そこに丁度良い中庭兼通路ができ、風通しの良いひとつの家になりました。瓦屋根のこの家は、中庭によって屋根もわかれるので、そのスケ […]

風が抜ける部屋と、光が天井から注ぐアトリエ 林芙美子邸

林芙美子が何度も京都に行って建築を学んで建てた家というだけに、いろいろな工夫が見られます。この寝室、次の間、書庫と続く配置も間仕切りを開けると南から北へと風が抜け、気持ち良い一間となります。寝室は、夫の寝室。次の間にはイ […]

たたき土間のある縁側と、庭の見える書斎 林芙美子邸

京都大徳寺の茶室忘荃を思わせるような下がり障子のあるたたき土間 その先に廊下があり、その先が昔納戸であった林芙美子の書斎。書斎からは、雪見障子を介してお庭が見えます。 一人で執筆する仕事にはもってこいの大きさ、スケール。 […]

こたつとちゃぶ台のある家 林芙美子邸

昭和30年台の生まれの私にとりまして、冬の居間というと堀りこたつとちゃぶ台とみかんですが、今では自分が設計する家でもなかなかそのような居間は出てきません。でも掘りごたつで4畳半で、こたつに入りながら、すぐほしいものが手に […]

荒れる海のパワー 湘南海岸

いつもおだやかな海もさすがに昨日は、荒れていました。 海の近くに建てる建築は、こんな凄まじい自然の力を受け止めないといけません。風、波しぶき、塩害、強い日差し。考える事が多いですね。 あくまでも自然のパワーに対しては謙虚 […]

林芙美子の家 取次の間がある玄関

人気作家の林芙美子邸には毎日多くの来訪者があったそうです。そのお客様に対応するのが、玄関に設けられた2畳程度の取次の間。玄関の来訪者の目線と取次の間に座った家人の目線が合う高さに設けられています。 この間があることで、床 […]

林芙美子邸 門から玄関までのアプローチ

新宿区中井にある大正から昭和にかけて活躍した小説家林芙美子記念館に行ってきました。昭和14年に建てたこの家は、設計者山口文文象の元、林芙美子がいろいろ家を研究し、大工を連れて京都まで見学をし、建てた家で、とても住みやすく […]

雪の水上高原 現場は雪との戦い

多雪地帯での工事は、降り積もる雪との戦いです。一晩に40センチとか60センチとか積もる雪は、想像を超える自然の力を見せてくれます。今工事中の現場もそんな厳しい環境下での工事。まずは、工事の車両が現場にまで入る為に道路の雪 […]

鎌倉駅近くの古い民家を利用した落ち着くカフェ

鎌倉駅周辺には古い民家を利用したお洒落なカフェがいくつかあります。鎌倉らしいと言えば、そうなんですが、都心でもこんな民家カフェがあると嬉しいのにといつも思いながら散歩しています。 立ち寄ったのは、横須賀線の鉄道に沿った路 […]

水平ラインが美しい吉村順三の湘南の家

海と堤防の水平ラインに沿って平たい横に伸びる家が堤防の上にあります。他の建築が箱型に対して、平屋の建物は水平ラインが特に強調され、スケール感も他の物とは全く異なります。写真中央の小さな建物がその建物。設計は吉村順三氏。低 […]