報国寺の竹林でお茶を頂く。自然の価値を高める建築の魅力
竹林の奥に木造の建物。ここでは竹林を見ながらゆっくりと抹茶を頂けます。
朝の光と竹の清らかさ、そしてウグイスのさえずり、湧き水の音。これらを5感で感じながら、ゆっくりと時間を持つことができました。竹林を眺めるベストボジションに建てられたお茶屋さん。これからたびたび訪ねてみようと思います。
庭を優しく囲むように緩い曲面の配置。
苔の庭と竹、下草のバランスが素晴らしい
この建物が無いと、この景色や、色、音はなかなか気がつきませんが、こうして座って廻りの自然に耳をすまし、眺めることで感動が湧いてきます。建築と自然との関係が見事に体験できます。さりげなく、自然に溶け込むように、しかもその建物があることで、より廻りの環境と密接になれる。日本の建築とは本来このようなものだと思います。
いつまでも佇んでいたい場所でした。