ヤオコー川越美術館 四角いコンクリートの箱の中の光の美術館
埼玉県川越市にあるヤオコー川越美術館。設計は伊東豊雄氏。画家三栖右嗣の優れた作品が展示されています。四角いコンクリート打ち放しの箱の中は、4つのスペースに田の字型に区切られたとてもシンプルな構成。エントランスホール・ショップと2つの展示室、それにカフェラウンジの4つです。2つの展示室は、一つは、キノコ型の柱が中心にあり、もう一つは、真ん中にトップライトが空けられそこからの光を受ける対照的な展示空間。しずかで落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと絵を鑑賞できます。
建物の廻りは水盤で囲まれ、ぐるりと回遊でき、レストランの腰窓からその水盤を眺めることができます。
引きのある敷地
カーブのアプローチはそのまま内部まで伸びていきます。
建物の廻りを巻くように作られた水盤
エントランスとショップ
エントランスホールの天井には廻るい穴が空き、そこからは自然光が入ります。
照明器具もその廻るい穴の中に設置
カフェラウンジの腰窓からは水盤が見れます。
清らかな水盤は、やはり心を鎮めてくれます。