すだれのある風景
庭と内との緩やかに繋げる。いつも自然を感じながら、普段の生活の中に自然を持ち込む。そんな装置は日本の家にはむかしから優れたものが沢山あるわけですが、この簾(すだれ)もその一つです。庇を外に跳ね出して、その先端に簾を垂らす。外の光で内からは何となく外の気配が感じられ、外からは視界を遮る。風があれば、緩やかに動くし、風を見ることができる。強い日差しも影に変える。
良いとこだらけ。
一条恵観山荘庭園にもアプローチ廻廊に簾のある風景がありました。
こちらは茶室。予約で使えるそうです。
網代の天井
白いボードの真っ直ぐな天井も好きですし、シナべニアの天井も良いのですが、
網代天井のように、職人の手によって組み合わされた手の込んだ木の天井は、それだけで存在感があります。ふと立ち止り、天井を見上げ、さらに庭との関係性を意識するには、このような網代天井はベストチョイスですね。