中禅寺湖 イタリア大使館別荘(3) 杉皮で囲まれた階段室
杉皮の壁と天井で囲まれた2階へ上がる階段部分です。
これだけ同じ材料で囲まれていると、通常はちょっと息が詰まる感じですが、
杉皮という天然の素材であることと、ひとつひとつのパーツが大きくないので、表情が豊かなことで、優しさを感じます。
杉皮を1枚1枚丁寧につなぎ合わせて作られた職人技。この職人技があってこそのこの建築です。
これは、2階の階段ホール。
こちらは、大使の主寝室。
壁はもちろん杉皮仕上げ。
1929年竣工ですからもう90年誓う経っていますが、デザイン的にも十分新しい、飽きのこない素晴らしい建築でした。