琉球石灰岩でできた沖縄のお墓
沖縄の道を車で走っていますと、不思議な形をした古墳のような造形物を良く目にします。
これは沖縄のお墓である亀甲墓と呼ばれるもの。女性の子宮から形をとったと言われ、死んだ後も子宮に戻るという考え方からできたそうです。
大きいなものな20~30畳ぐらいのものもありますが、大きなものは琉球王朝からの子孫の方々のものだとか。
親族が入るお墓なのでそれは大きいのです。
さて、今回沖縄に行きましたのは、現在工事中の建物の内装に琉球石灰岩を使うためで、その工場に行きました。
まずは、敷地に積んである琉球石灰岩の石にびっくり。人が入ってないのでスケール感がありませんが、一つの石の高さは2000mm程度
これらは、石の採掘現場から運ばれてきたもので、ここで加工されます。
いろいろな石の取り方がありますが、こちらは大きなダイヤモンド丸鋸で石をスライスしているところ。
大きな石の塊から、順次加工しやすい大きさに切り出されていきます。
こちらは、その工場のスペースに置いてある現代のお墓の見本
これでも大きいですよ。小さな家のようです。
屋根の形が違いますが、右のカーブしたものは、琉球王朝時代からの何等かの関係を持った方用だそうです。
サイズは小さなものまでありました。