好きな建築のシーン ジェフリー・バワ ルヌガンガの母屋テラス
この建築のこの場所に居たら、時間を忘れて瞑想状態になれる。
そんな「場」というのは、沢山ありそうでそれほど無い。
日本で頭に最初に浮かぶのは、僕は京都圓通寺の比叡山を借景とした広大な庭です。
そこに座っていると、何もかも忘れられる。
今まで訪問した多くの建築の中にもそんな場所がいくつかあります。
これは、スリランカの建築家ジェフリー・バワが設計し、自ら住んだルヌガンガの母屋テラスからの景色
池のある広大な景色の中に、建築のフレームを置くことで、その自然の景色の素晴らしさが認識されます。
低く、横に長い庇とそれを支える柱が空をカットし、視線は湖方向へと注がれていきます。
、その額縁の左には、大きく枝が張ったブルネリアの大木、そして静かな湖。さらにその奥には森が横たわります。
このテラスは屋根が架かりますが、窓が無い、半外部。気持ち良い風が、通り過ぎていきます。
床に植えられたクロスの芝もパースペクティブで、より遠近感を演出。家具や、置物の配置も見事です。