プレミアホテル門司港(旧門司港ホテル) アルドロッシ設計の迫力ある中央階段
外観を印象づける門構え。ここが入口の「門」であることを象徴するデザインです。
駅から向かってきた道路軸線上にこの門構えが見え、門司港の「門」、違う世界へと導く門としてそびえ立ちます。
外観を印象づける門は、やはりヨーロッパの建築の歴史から導き出されたものであり、アルドロッシというイタリア建築家
ならではのデザインだと思います。
小さいころからの建築が身に染みているので、違和感なく建物デザインとして表現できるのではないでしょうか。
さて、その門の扉を開けて中に入ると、そこはどこかの劇場のようなインテリアになっています。
中央にドーンと据えられた階段
その階段の上がった正面にこれまた「門」が構えています。
ロッシのスケッチを見ると神社の鳥居が描かれていますが、
歴史的建造物のオーダーと、日本の結界を表す鳥居の意味を込めているんですね。
階段を登ると、ホールになり、左に行くとフロント、右はホールになり、正面の門の向こうはレストランになっています。
ホール側を見る
階段ホールの見返し
そしてまた両側にある階段を3階まで上がります。途中の踊り場から
階段周りの色彩も美しい。砂岩や、大理石の使い方も素晴らしいな。
なかなか、この素材の組み合わせや、色彩を日本人はやりきれないところがあります。歴史と地域性ですね。
3階へと折り返して上がる真っすぐな階段
手摺はゴールド。このデザインも簡単そうで、なかなかできません。
3階からの階段方向を見たところ。
シンメトリーは力強い。