兜町K5 築97年の旧第一国立銀行を利用したホテルと飲食の複合ビル
食料はじめ限られた資源を無駄にしない。これからの時代は、こういう時代。
という事は、もう何度も言われていますが、いざ建物になりますと、経済優先はまだまだ変わりません。
この領域だけは、時代遅れなんです。
とは言え、こういう良い事例もあります。
日本橋兜町の日本で最初の銀行である第一国立銀行の建物。
築97年。
この建物を利用して、内部改修によりできたのが兜町K5
ホテルが2階から上。1階と地下にはコーヒーショップ、レストラン、バー、ビアバーが入ります。
コンクリートのこの建物は、外観はほぼそのまま。
内部もスケルトンを生かし、その中にインテリアを組み込んだデザインです。
2つの入口のひとつ。ホテルとレストランの玄関
こちらは、レストランと、地下1階のビアバーへの入口。
ペインティングと植栽によるデザインは、北欧のデザインユニットCKRによるもの。
簡素なデザインですが、それはそれでポップで良いかも
しっかり造られた建築は、耐震補強もしやすいし、これからの時代も生き抜くことができます。
なにしろ経年変化を遂げた時代を感じさせる建築は重みがあってカッコいい。
建築をあまり知らない人にもその感覚はわかります。
この建物のように、歴史のある建築は、もっと活かして使っていきたいですね。