虎屋本店(2)ガラスカーテンウォールに沿って上がる、開放的で気持ちの良い階段
扇形の外壁にはガラスカーテンウォールが入り、その内側に美しい階段が、上階へと人を導きます。
手摺や手摺子、カーテンウォールとの関係性、階段段板部分、どこを見ても細かいディテールデザインが行き届いていました。
これだけディテールが凝っていても、見ていて決して疲れないのが、建築家内藤さんの人に対する優しさなんでしょうか。
階段を上がります。
上がるにつれて、青山通りを挟んで見える、赤坂御所の緑が美しい。
カーテンウォールの縦方立は、構造的にはスチールH鋼ですが、その両側に木板をはめ込んでいます。
この連続する木の方立が、人の気持ちを和らげる役目をはたしています。
2階店舗の休憩、贈り物カウンターから外を見ます。
更に3階へと昇ります。
2階床には外部から見えた、大きなガラススクリーンがあり、外と繋がる感じがします。
天井には、細かい木板が扇状に美しく貼られています。職人技。
2階から3階へ上がる外部カーテンウォールには和をイメージした照明が付いていました。
そして、3階の茶房のエントランス部分
木の暖かさと、スチールのシャープな感じが、相まった素敵な空間
内部の丸い柱から、屋根を支える梁が扇状に出ています。
屋根はこの梁によって支えられ、外周のガラスカーテンウォールには、力ができるだけかからないような設計。
美しい天井見上げ
こちらの茶房では、本道の羊羹を頂きました。