吉村順三 旧園田邸 シンプルなプランの中は想像以上に豊かな空間
世田谷にある、旧園田邸を見学しました。
訪問は2回目
吉村順三の設計
玄関の門を入り、右に折れると正面に切妻屋根と下屋が見えます。左は増築棟。
平面図を見ますときわめてシンプルなんですが、内部空間は拡がりがあり、設計者の力量が存分に発揮されています。
1階平面図。水廻りの配置が見事。
玄関を入って、斜めになった壁に沿い、右側には階段が。正面の扉の向こうは大きなホール兼リビング。
当時は2台のピアノが置かれており、その扉から2段下がった床レベルにピアノが置かれているので、上からピアノを見るということで圧迫感が無い。
階段を上がると、ホール側は開いていて、上から演奏を眺められます。
下記内部写真は雑誌JAからの掲載です。
奥にある暖炉を囲んだリビングスペースが圧巻の心地よさ
コーナーのサッシは、柱とずらして設けられているので、視線が開いていきます。
この部分だけ、梁が飛んでいて天井が高いのと、白く塗装されているので、コーナー感があります。
2階平面図