江の島ヨットハウス(1) うねる屋根
江の島の海は、今度の東京オリンピックのヨットレースの舞台になりますが、前の東京オリンピックで建てられた江の島ヨットハウスの建て替えにより2014年6月竣工した新しいヨットハウスに行ってきました。設計はヘルム、オンデザインパートナーズ
波を形で表現するようなうねる屋根。大きくはね出した屋根の下はテラスで、ここで雨でもヨットの帆の手入れができるそうです。
設計者の西田氏は、江の島ヨットクラブの理事まで務められたセーラーで、ヨット乗りの気持ちから、全てを体感として理解している人。 海に出たヨットマンの辿り着く家という感じでしょうか。
コンクリートのスラブが躍るようにガラスの壁に浮いています。
コンクリートは、ボイドスラブという全体が梁のような構造で厚さは300mm
自由な曲線を考える方もそれを施工する方も、優れた技術とデザイン力で成し遂げた建物です。
この場所にはふさわしい、環境に溶け込むような形態は、なかなか気持ち良い。
ガラスとうねる屋根のジョイントはなかなか難しいですが綺麗に納まっていました。
こちらはメイン道路側からのファサード。
レストランもあり、にぎわいそうです。
内部はこのように開放的。うねる屋根が風にそよいでいるように見えます。
屋根が浮いて見えますよね。