白金台 瑞聖寺庫裏(1) 水盤とそれを囲む隈研吾氏設計の建築に感動
白金台にあるお寺瑞聖寺。こちらの庫裏が新しく建築されたので見学しに行きました。
設計は隈研吾氏。
白金台の駅から歩いてすぐ。裏の参道を行くと、裏門が見えてきます。
こちらからが、静かな領域。門の向こう側に水平線に沿って水平に伸びる屋根と木の外壁の建物が見えてきます。
大きな水盤とそれを取り囲む平屋の建築。
木壁の縦ライン、地面から浮いた木壁のライン、屋根軒先の水平ラインと水盤。
外壁は、細いルーバー状の木板で綺麗な陰影が感じられます。
見事なスケール感。
こちらは門を入って右手にある大きな木造建築。国の重要文化財である大雄宝殿です。
その大雄宝殿から見る庫里の建物と水盤の中庭。
水盤に光が反射して軒裏や木の壁に文様を映し出します。外壁の縦ラインを強調した木板が美しい。深い庇とそれを支える連続した垂木。地面から少し浮かした木の壁。ゆるやかなスロープ。見事な設計と優れた施工精度。
建物配置です。