旧国立公衆衛生院(2) 「ゆかしの杜」 円形ドームのある中央階段
旧国立公衆衛生院の中へとはいります。
連続する石のアーチの正面が中央玄関
連続するアーチ。
こちらは石のアーチで囲まれたエントランスポーチ
中に入ると、中央に階段がドーンと迎え入れてくれます。
2層吹き抜けの階段室
天井は丸いアーチ天井
2層目の手すりもアーチで、空間を囲む。スケール感もチョードヒューマンスケールで心地よい。
天井面に施された装飾も美しい。
正面の階段で数段上がると踊り場があり、そこから左右に階段は分かれます。
階段は片側が壁にくっついていますが、もう片側は吹抜け
この空きスペースが階段のダイナミックな上昇感を認識させ、よりダイナミックに見せます。
手すりと腰壁部分は左官職人によるモルタルの人砥ぎ。石のように滑らかな見事な仕上げ。
光も上部からこの隙間をぬって階段室に落ちてきます。明るい階段。
2層目からの吹抜け空間
1階の床タイルのパターンも見事
さらに3階まで上がると、ここがまた2層吹き抜けの階段室になっています。
2層の吹抜け空間が上下でダブルに重なる構造。
中央ドームから両側に伸びる廊下を見たところです。
2層目の吹抜け階段室を見たところ。
最上部の階段室の床は木のパーケットタイル。タイル状にしたフローリングを交互に向きを変えて貼っています。
最上階は、寮室として使われていたそうです。
この階段室を真ん中にして廊下が左右に伸びていきます。
廊下も上手く改修されています。