頭で描いたスケッチと現実
建物が完成しますと、すぐにクライアントに引き渡されるので、出来た建築と静かに向かい合えるのは1日ぐらいなんです。でもそんな日がある場合は、じっくりと1人でできた建物を観察し、静かに空間を味わえます。本当にこれで良かったかどうか、もっとこうすれば良かったかなーとかいろいろ検証するわけです。
最初にできたイメージと現実。空間はほぼ同じですが、そこに素材が入り、工事をした職人さんの技が入り、より現実の方が良くなっていれば合格です。今回できた建物も最初のイメージ通りいやそれ以上のものができました。多くの時間をかけて作りこんでいくわけですが、最後に自分自身が満足してクライアントに引き渡すことができるか。そこが一番大切です。
最初のイメージスケッチ
できた建物