柔らかい光
部屋全体の優しく包み込む光とはどういうものか。
直接的な光では無く、間接光を利用して、光が天井から壁をなめるように落ちてくる。
人工照明ではなく、自然光をそのように扱えば、昼間でもホンワリとした暖かい空気で包まれる。
一度強烈な光を受けて、それを壁や天井に反射させる。
カーンや、シザの空間ではそのような光の操作が空間の質を決定づけています。
体感した空間では、ルイスカーン設計のキンベル美術館
この柔らかい光がほんとうに優しく、美しい空間を創出しています。
見れば見るほど、光を扱うディテールの素晴らしさに感嘆します。