佐賀県有田町 チャイナオンザパーク(2) 2階に応接室がある重厚な木造建築
重厚な木造建築のトイレ棟
この外壁の構成
腰までが、不揃いな手焼きのレンガタイル。そしてその上の壁は土の塗り壁、貫と束のバランスが美しい。
手前の丸柱とその柱を受ける基礎が素晴らしいデザインです。
柱は、基礎のコンクリートに直に接合
基礎と柱の接合部は、基礎を少し立ち上げて、しかも円柱に合わせて半円形としてあります。仕上げも変えてあります。
丸い列柱が並ぶ廊下内部。地盤との高低差はスロープで対処
庇の出が大きいので守られている感じがします。太い丸柱や、つないでいる製材していない自然の形の梁が、強さを印象づけるのです。
レンガタイルはイギリス貼ですが、それぞれが手仕事のごとく整形ではないので、これもまた良いですよね。
2階へ上がりたいと思いましたが、1階内部には階段らしきものがありません。
どうやって2階へ?
何と、建物から離れて、隣の斜面地に登る外部階段を発見。
何段か上ると、地面が平らになっているので、建物の真ん中あたりまで進みますと、今度は建物へ渡る斜路が付いていました。
その斜路(スロープ橋)の手すりがまたかっこ良いのです。
2階は、商談やVIP のための会議室、応接室となっています。名前は「百年庵」
大きな屋根と応接室
再び外観
敷地の形状や駐車スペースから来ているのでしょうが、やはり、外観上真ん中で少し折れているところが、この建築をより映えさせています。