シンドラー自邸-2 スリット開口を作り出すプレキャストの壁
スリットの入ったコンクリートの壁は、あらかじめ作ったパネルを現場に運んで、よっこらしょと持ち上げて作ったそうです。確かにこのスリットを作るのは当時でも大変な事だったのでしょう。
外にまわりますと壁の下の方が壁厚が厚くなっているのがわかります。
屋根はほぼ水平。雨が少ないのでしょう。玄関ホールから階段で、屋根の上に登ることができました。
これが屋根。
ほぼ勾配なし。防水の立ち上がりもありません。日本では無理な納まりでした。
上にも乗りましたが、ベニヤ1枚程度の薄さで、ちょっと怖いぐらいです。