リッツカールトン京都 和モダンを感じるエントランス
今、和モダンの建築を考えています。和と一言で言うのは簡単ですが、幅が広すぎてどこまで和を取り入れ、完全な和風とはしないで、今の洋の生活に合ったものを作るかは考えどころ。和の要素例えば、格子、庇、すだれ、引き戸、障子などの日本の伝統的な建築部位を上手く組み込みながら、まだ今なら残っている職人さんの技を用い、自然素材をできるだけ盛り込み、空気が綺麗な建築を目指す。水平方向に流れ、拡がる空間。そして何より自然と一つになる、言い換えれば自然を取り込む空間つくりということでしょうか。もう一つ、経年変化を楽しむ建築かな。
リッツカールトン京都も勿論和を感じさせる建築要素盛りだくさんの建物です。
水のせせらぎを聞きながら、エントランスへと入っていきます。やはり、門から玄関までは長い方が良いです。空気がだんだんと変わっていくのを感じながら進みます。
エントランスホール。
色気のない白と黒の色調に一部天井に金色を使っています。
格子を通して庭の緑を眺めます。
エントランスロビーを抜けて扉を開け、庭の方を向くと見事な松の盆栽。
盆栽も日本ならでは。
で、ロビーの格となる吹抜け空間には職人技が必要な壁が用いられています。