ベネッセハウスミュージアムの宿泊施設オーバル 見事な動線と感動する空間
安藤さんの建築も本当に沢山あって見るべき感動する建物も多いのですが、前々からこのベネッセミュージアムの宿泊施設であるオーバルは是非とも見てみたい建物のひとつでした。20年前に直島ベネッセミュージアムに来た時にはまだできていなかったし、豊栄図書館を竹中で施工した際に関西の安藤建築を見て廻った際も見れなかったので、今回この空間を体験でき、長年の念願がやっとかないました。
ベネッセミュージアムからは特別なケーブルカーで斜面を登っていきます。このケーブルカーがとてもレトロな感じでゆっくりと動き、良いんです。
これが、ミュージアム側の待合スペース。何だかワクワクします。
ケーブルカーは急勾配をゆっくり登っていきます。このケーブルカーはオーバルという宿泊施設に泊まる人だけのもの。なんという贅沢。
眼下にはベネッセミュージアムと瀬戸内の美しい海と島々が見えてきます。
そして上の駅に到着
ここからが、また心躍るプロムナードが展開されていきます。
ライムストーンの壁で囲まれた暗い空間の先に光の通路が見えます。
進んでいきますと
通路の両側がガラスで、ここで立ち止まります。
右手は、瀬戸内海の青い海と空
左手は、コンクリートと石の壁に挟まれ、音を立てて流れる滝の壁
ここでまた向きを正面に変えて進みます。
で現れるのが、この楕円形のスペース
思わず感嘆の声が出ます。