メタボリズムの建築 丹下健三 山梨文化会館
60年代の高度成長期には人口は爆発的に増え、都市もそれに合わせて有機的に更新・拡張していくものとして考えられており、建築もそれに合わせてどんどん増殖するものとして創造されました。そのメタボリズムの考え方を実際に現したひとつの建築が、丹下健三設計の山梨文化会館だと思います。今回初めて訪れました。何といましても大きな柱と大きな梁が圧倒的な存在感でせまってきます。
柱と梁で構成された内部空間は、間仕切りが自由。しかも構造的にもどんどん増築できるようなシステムとなっています。
このド迫力は、なかなか他には無いダイナミックなものです。
実際に床は増築されていて、その対応性にはやはり先見の明があったということです。
確かに先の世代を見た機能美溢れる建築だと言えます。
改修されたエントランス部分の吹抜け