サロンタナカ 老舗の床屋さんの新店舗 焼杉を用いたエントランス
杉並区阿佐谷にある老舗の床屋さんサロンタナカ。ここのオーナーである田中さんご夫婦の為の店舗と住宅です。お弟子さんも沢山働き、いつもお客様で一杯の床屋さんをやめて、新しくご夫婦で始められた床屋さんの建物です。70才近くになるご主人はエネルギシュで、ここで最後まで夫人とお二人で現役でやり通すという決意の基、新しいチャレンジをされました。椅子は2席で、完全予約制。でもいつも沢山のお客様が本当に休む暇なく来られます。
建物は3階建て。左が床屋さんの入口で右が住宅の入口。
そこを一体の庇が迎えるという感じです。この建物の周辺は新しくできた住宅で囲まれており、この建物も廻りの環境に合わすべき、ベージュの塗り壁の外観ですが、1階廻りだけは、焼杉の板を外壁の一部と軒裏に貼り、落ち着いた雰囲気になるようにしました。木造ですので床は地面より高くなりますが、道路から入口までの床はデッキとし、スロープ状にして足の悪いお客様もスムーズに入れるように考慮しています。
1階の開口部には木製断熱サッシを使用
深い庇にすることで、お客様を雨や暑い日差しから守ります。