禅坊靖寧(ぜんぼうせいねん)(2)空中に浮かんだ瞑想空間
淡路島にあるパソナグループが経営する禅坊と瞑想空間
先端部分
杉板の床の上に座り、外を見ながら瞑想
見えるものは緑と空の青
この気持ち良い外部空間を作り出すためには、いろいろなアイデアや目に見えない技術が沢山使われています。
手摺は、建築基準法で床から1.1m以上と決められています。この床に座ると、その手摺がちょうど目線にきて視界の邪魔になります。
ここでは、両側を下げることによって手摺を下げ、より外気が感じられるような工夫がなされています。
一段下がった部分にはソファーが設けられていて、ここでは腰掛けて瞑想できます。
段差は1m
反対側
屋根を支えるのは120φの鉄骨柱。
そして細い鉄骨の梁は、ハイブリッドなトラスを形成して、可能な限り細くしています。
その鉄骨トラスに直行して米松集成材の梁(105×300)が500ピッチで架けられています。さらにその上には柱の3mピッチに同じ方向に鉄骨梁が架かっています。
その上は見えませんが屋根架構。
雨や風が強い日にはスライドドアが引かれて出てきます。
ドアが畳まれています。
座禅を組んでいる仏様の反対側には立っている仏様
この解放感はなかなか味わえません
入口方向を見る。
屋外デッキテラスの幅は、7.2m
簡単な喫茶もできるようにキッチンも装備
対称形がいいですね。しかも細い
下の禅坊へと降りる階段。階段は両端にそれぞれ1か所設けられています。
さらに下の水盤へと向かう階段
最下階にある外部の水盤