フィンランド建築家 ラルス・ソンクの最高傑作 タンペレ大聖堂 お城のような教会
フィンランド第3の都市タンペレという街にあるタンペレ大聖堂。フィンランド建築家ラルス・ソンクの設計で、1902年の完成。1900年代初期に起こった、ナショナルロマン主義の建築。汎ヨーロッパ的な意味合いの古典主義に対してフィンランドという国が持つ特徴を建物にも表現しようとしました。で、外観は、どこか中世のお城かと思うような分節された大きなボリュームと、それをまとめるような高い塔。そして、赤い瓦屋根。外壁は、大きな国産の花崗岩を用いています。
前の公園からみても、ぐるりと廻って見ても、裏表の無いその存在感は圧倒的。
光の陰影がしっかりと面に現れ、どの面を見ても絵になる外観です。
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快晴に恵まれ、青い空に自然素材の建物が映えます。
それにしても、いろいろな屋根や塔が付いていて、しかもそれがプロポーション良く接合していて美しい。
ラルス・ソンクの最高傑作であることは間違いありません。
大きな丸い開口は、教会のメインのステンドガラス。
鐘がなる尖頭の屋根に横に入った細いスリットもまた良いじゃないですか。
影もまた美しい。感動しました。