控えめな装飾と、ウォールナットの壁が高貴さを表現する特別室 綿業会館
談話室に続くのは、貴賓室と呼ばれる特別室。
クイーン・アン様式のインテリアと言われます。イギリスアン女王の治世に見られた美術・工芸様式で、ロココ調ではあるが控えめな装飾、動物の脚をかたどったテーブルなどが特徴。
確かに、この部屋は、壁の仕上げがウォールナット系の美しい仕上げで、床は職人技が光るヘリボーンの貼り方。そして有機的な部分を持つ家具や、やや装飾的な天井や、凝った照明器具など高貴さが漂います。
天井の装飾とシャンデリア照明
床の貼り方
キャンドル型のブラケット照明器具
扉上部の幕板には、大理石が組み込まれていました。