海のギャラリー 海の底にいるような貝の博物館 ドコモモ100に選ばれた感動の空間
さて、中へと進みます。
入り口部分には、この建物がDOCOMOMO(文化遺産としてもモダニズム建築)に選定されているという表示がありました。すぐれたデザイン、近代建築の時代を造り出した歴史に刻まれるべきモダニズム建築も次から次に壊されている今ですが、やはりDOKOMOMOに選定される建築は、他とはまったく異なる力強さや感動をもたらしてくれます。これからの建築家の為にも残していってほしいものばかり。この海のギャラリーも、訪れてみて初めてその素晴らしさが解りました。
玄関から中に。まっすぐに伸びる軸線が視覚化されたトップライト。
そのトップライトからの賤の光がそのまま1階の展示空間に降り注ぎます。
2階の床も真っ直ぐに空けられていて、そこに、透明なガラスがはめ込まれ、貝の標本がリズミカルに展示されています。壁は深い海をイメージしたダークブルーに塗られています。海の底にいるような展示空間。そこで、美しい貝を見て廻るというコンセプト
真っ直ぐ伸びる光のライン。感動が起こる空間です。
2階の床に開けられた光のスリットのしたから見た展示ケース。
海に潜って、空を見上げているような感じ。そこに星のように貝が並んでいます。
2階にあがる階段は、その光のラインの中に組み込まれています。