旧吉田茂邸 天井が特徴の金の間 銀の間
吉田五十八が設計した旧吉田茂邸
焼失後、もとの設計図や資料を基に再建されましたが、
その中でも煌びやかな部屋がこの2つ。一つは金の間
天井材は桐ですが、スリットになっていて、そのスリットの中に金箔が貼られています。
光が入ると、その隙間の金箔に光が当たります。
階段をのぼると、まずは、天井が見えてきます。
床はフローリング。建具は木製建具で障子が入ります。 そして桐の天井と、シャンデリア風の有機的デザインのペンダント照明。
正面の大きな開口部からは、晴れた日には富士山が見えます。
左の窓からは、相模湾を介して大島まで見渡せます。
煌びやかなペンダント照明
金の間に続く次の間が銀の間。
ここが、吉田茂の寝室でした。
晩年もここで寝泊まりし、ここで亡くなったそうです。
天井は、銀色一色の華やかながらも、落ち着いたいぶしが感じられる銀色の天井
銀箔かと思いましたが、経年変化で、変色するので、錫(すず)の箔が使われています。
照明の光が天井に反射して美しい。
照明器具もオリジナルのものを復元したそうです。