ガエターノペッシェ オーガニックビルディング 大阪船場のランドマーク 煌びやかなエントランスホール

このオーガニックビルディングは昆布メーカーの老舗小倉屋山本が施主で、創業の地である大阪中央区南船場で後々の時代においても評価される建物を作りたいという当時社長の強い想いから始まったプロジェクトです。大阪市内に世界 […]

ガエターノ・ペッシェ オーガニックビルディング 132のポット(植木鉢)がある赤いビル

1993年完成のこのオーガニックビルディング。大阪の南船場の街を歩いていますと、突然姿を現します。今でもその形・デザインは時代をまったく感じさせない強烈なインパクトを持って迫ってきます。赤いパネルに取り付いた形 […]

大阪御堂筋ビル・大阪センタービル 御堂筋に落ち着きをもたらすアルキャストの外壁 

大阪御堂筋は今訪れても、その広さ、街路樹の見事さが際立つ素晴らしい通りなんですが、この関西の中心道路に沿って計画される建築も皆力が入る建物ばかりでした。この大阪御堂筋ビル・大阪センタービルもその一つ。電解発色の技法を […]

渡辺節 綿業会館 今に残る文化遺産

関西を中心に設計活動を行った渡辺節の設計であり綿業会館。村野さんが当時渡辺事務所にいてこの建物のチーフデザイナーでありました。見るからに格式があり重厚感もある建築です。昭和6年(1931年)完成。平成15年に国の重要文化 […]

村野藤吾 輸出繊維会館 動きのある曲線美を持つ階段

色鮮やかなガラスモザイクタイルのエントランスホールは、他ではないこの建物独自の芸術ですが、そのガラスモザイクの壁に負けない造形がこの階段ではないでしょうか。もうこれは村野さんしかできない階段だと思います。滑らかな […]

村野藤吾 輸出繊維会館 ガラスモザイクタイルが貼られたエントランスホール

さて、もう一つのオフィス側エントランスへと廻りましょう。 こちらは、庇も無く、ストレートに入る玄関となっています。特に特徴もない普通のモダン建築の玄関。 ところが、扉を開けますと、びっくりするような煌びやかな空間が待って […]

村野藤吾 輸出繊維会館 地下のグリルへと導く階段 曲面の壁 柔らかなカーブ天井

半地下の会議室、ホール階からさらに下へと降りる階段があります。飴色をした木ベニヤの壁にはグリルと表示がありました。下の階は昔は職員さんの食堂として使われていたそうです。格式高いサロン階から少し気持ちが緩むように意図した […]

村野藤吾 輸出繊維会館 アクリルと真鍮の取っ手 柔らかいデザインの照明

大きなサロンを中心に会議室が配されていますが、その扉に付く取っ手も村野さん独特のデザインがなされています。 人の手に触れるところは、優しいカーブの付いた透明のアクリル。そのアクリルを扉に付けているのが真鍮の金物。握ります […]

村野藤吾 輸出繊維会館 日本画家堂本印象のタペストリーが映える半地下のゆったりした社交場 サロン

階段下のホールから扉を開けますと、今度は天井の高いサロンに入ります。このサロンを中心に大小の会議室が4か所設けられています。このホテルロビーのような落ち着いたサロンは村野さん設計のソファーや椅子、目隠し屏風、天井照明など […]

村野藤吾 輸出繊維会館 豪華客船の階段を思わせる優雅な階段と繭から連想した手すりデザイン

さて、輸出繊維会館には2つの玄関があり、一つは半地下にある会議、ホールへの入り口、もう一つは事務所階への入り口です。有機的な庇のある会議室の玄関を入りますと、地下に降りる幅の広い階段が待ち構えます。壁は木練り付け合板、床 […]

村野藤吾 輸出繊維会館 テントのような軽い玄関庇

シンプルな外観を持つ輸出繊維会館ですが、2つの出入り口がありその一つのホール側玄関にはいかにも村野さんらしいデザインの庇が付いています。無機質なモダニズム建築を思わせる外観に有機的な動きのある庇。全体からすると小さな部分 […]

村野藤吾 輸出繊維会館 大理石の外壁とアールのコーナーがあるサッシによる洗練されたオフィスビル

大阪肥後町にある輸出繊維会館は、地下にホールや会議室を設けた会館、事務所です。まずは、その外観のデザインに驚かされました。外壁はイタリア産のトラバーチンで、そこにコーナーがアール加工された洗練されたサッシが並びます。 1 […]