琉球石灰岩 目の詰まった最上級の石は彫刻用
琉球石灰岩は、サンゴ礁が大理石になる過程の石ですが、その表情が面白く魅力的なんです。 大きな石をスライスすると、ところどころ穴が開いていて、その穴の形状が面白い。 建築建材に使うときには、この穴がわるさをして、欠けたり割 […]
琉球石灰岩でできた沖縄のお墓
沖縄の道を車で走っていますと、不思議な形をした古墳のような造形物を良く目にします。 これは沖縄のお墓である亀甲墓と呼ばれるもの。女性の子宮から形をとったと言われ、死んだ後も子宮に戻るという考え方からできたそうです。 大き […]
沖縄のグスク 座喜味城跡(2)
さて、大きな城壁に放たれたアーチの開口部をくぐると、ここが御殿が建っていた場所。 アーチ近くの人影からこのグスクのスケールが解ります。 もともと、お城は土地の持つ「気」が高い場所に設けられますが、 こちらも何だか気持ち良 […]
沖縄の世界遺産グスクのひとつ 座喜味城跡 見事な琉球石灰岩の石積
沖縄に残る琉球王国時代の城(グスク)跡。建物は残っていないもの、城の城壁は見事に残され、当時の王国の力を垣間見ることができます。 琉球石灰岩をカーブ状に積み、アーチの開口を設け、結界を設けながら、造りこんでいったのですね […]
中村家住宅(5) 先祖の霊と共に生きる沖縄の家
中村家住宅の内部へ。 ヒンプンを配した中庭に面するのは一番座という客間です。 その隣は、先祖を祀る祭壇を配した2番座。 そしてその奥に3番座と呼ばれる居間があります。 こちらは、その居間から中庭方向を撮ったもの。 開放的 […]
中村家住宅(4) トゥングワ(台所)は、火の神を祀る
中村家住宅の食の中心であるトゥングワ(台所)です。 そとの中庭から見たところ。 こちらは内部から外方向を見たところ。 手前の板間は、寛ぐスペースで、農作物の整理等で利用された12畳のスペース 奥は、食事を作るための作業 […]
中村家住宅(3) 風が抜ける建物配置 奥のもうひとつの中庭
中村家住宅では中庭を中心とした母屋と穀物倉庫の高倉、家畜小屋兼納戸、そして豚小屋が、風が抜けるように配置されていて、そのすき間空間がとても魅力的なんです。 「囲む」ことと、その中に「抜け」を設ける事で、流動的な空間が出現 […]
中村家住宅(2) 心地よい中庭のスケール 琉球石灰岩の床
ヒンプンという結界の壁から中門をくぐるとまずは、中庭が現れます。 この中庭は、一番低い平面の部分が約5400四方、その廻りに900の段が廻り、そして建物の縁側とつながる空間 琉球石灰岩をランダムに敷き詰めた床 ヒンプンの […]
沖縄の伝統的家の形を今に伝える中村家住宅(1) ヒンプンが構える家
沖縄の伝統的な木造建築を今の時代に伝える中村家住宅。 その素晴らしい空間構成を今回味わう事ができました。 まずは何と言ってもエントランスから。 正面に構えている壁は「ヒンプン」という家を守る壁 琉球石灰岩で造られたヒンプ […]
琉球王国の別邸 識名園(3) 池に浮かぶ六角堂
識名園の回遊庭園には「あずまや」である六角形の建物が対岸に置かれました。 ここまでは、琉球石灰岩のアーチ橋を渡って辿れます。 途中の橋からの御殿の景色。 重なりあう琉球瓦の屋根が美しい。 こちらは六角堂 六角堂から御殿を […]
琉球王国の別邸 識名園(2) 開放的な御殿と風が抜ける縁側
沖縄琉球王朝の別邸である識名園。 そのなかの住居御殿には15もの部屋がありますが、中庭や縁側を介して風が抜けていく開放的な住居です。 こちらは平面図 玄関入って右側の廊下を通り、右奥にある一番座、二番座に向かいます。 こ […]
識名園 琉球王家最大の別邸 風が抜ける廊下
沖縄の首里城近くにある識名園 これは琉球王家の最大の別邸で、大きな池を配した回遊式庭園、御殿、六角堂などからなるものです。 先の大戦で、跡形なく破壊されましたが、20年の歳月をかけて再建。世界遺産に登録されました。 こち […]