水平ラインが美しい吉村順三の湘南の家

海と堤防の水平ラインに沿って平たい横に伸びる家が堤防の上にあります。他の建築が箱型に対して、平屋の建物は水平ラインが特に強調され、スケール感も他の物とは全く異なります。写真中央の小さな建物がその建物。設計は吉村順三氏。低 […]

雪見障子のバリエーション 庭を楽しむ

東京には雪が降りました。積りはしませんでしたが、雪の景色もまた趣があるものです。大きなガラス開口部で、外の景色を内にまで取り込む開放感も良いですが、景色を絞ってその風情を味わうのもいかにも日本的でこの季節ならではの楽し […]

水戸市立西部図書館 落ち着く背の高さの壁で囲まれた読書スペース

何が落ち着くか。どういう場所がそれをもたらすか?何かに囲まれた場所でしょうか。読書するにしてもオープンなところよりも、人の高さぐらいの壁で囲まれたプライバシーの保てるスペースというのは、やはり気持ちが何となく落ち着 […]

水戸市立西部図書館 コンクリートシェルの包まれる天井

本に周りを囲まれて、本と一緒の時間を過ごす。これは本好きな人にとって至福の時間となります。ストックホルムの図書館はまさにそんな感じですが、この水戸市西部図書館も丸い空間でできた閲覧室。この場合、建築的にはその丸い部分の天 […]

水戸市立西部図書館 蓮の花が咲いたような配置の図書館

水戸に行った帰りに水戸市立西部図書館に寄りました。前々から行きたいと思っていた図書館。中心性、対称の形態、建物をぐるりと廻る廻廊、円形の図書館内部がはたしてどのような感じなのかを体感してきました。設計は新井千秋氏。私が大 […]

新大久保の軍艦ビル(第3スカイビル)の力強い外観

1970年竣工のこの集合住宅は、今みても、その斬新な形とまるで軍艦のような力強さは群を抜いています。遠くから見ても、大迫力。以前は、外壁の鉄板の錆止め塗装色のシルバーだったので、本当に大きな船のようでした。 棟屋の形が […]

屋根の上のテラスから空を眺める

少し高台に建つ家では、その屋根までのぼると、かなりの景色を楽しむことができます。今回の家でも敷地が高台にあるので、屋根までのぼりますと、ずっと遠くまで見渡すことができます。横浜のみなとみらいまで見れ、夏の花火をデッキテラ […]

京都唐長の唐紙で作った照明器具

ダイニングと和室のペンダント照明はそれぞれ京都の唐長さんで作ってもらいました。 オーナーの好みの柄を選定してそれがこの建物にあうようにしつらえています。 光が灯ると、唐紙に刷られた文様が浮かび上がり、面白い。 照 […]

階段に合わせた造り付け家具

階段は、上階から下階へ光を落とす吹抜け空間ですので、階段を壁で仕切らず片方をオープンにすることも多いのですが、その場合手すり壁を簡単に設けたりはしないで、階段状の造り付け収納をデザインすることがあります。階段に合わせ […]

年が経つほどに深みが増す漆のフローリング

自然素材の良いところは、経年変化を楽しめるところ。出来立てが一番よいのではなく、年を重ねる毎に趣が増し、しっくりと全体がなじんできます。落ち着いてくるといいますか、住む人にとっても優しい家になります。 漆を塗ったフローリ […]

漆の洗面器 型から造った一品物の洗面器

トイレは和風デザイン。 洗面器は、陶器の洗面器や、信楽焼きのものとかいろいろな種類の洗面器が出ていますので、それから選ぶのも楽しみですが、今回の家では漆をいろいろな所に使っており、洗面器も作ることにしました。デザ […]

リビングから中庭を眺める 雪見障子の楽しみ方 漆の床

中庭をリビングから眺めるのですが、ここには雪見障子を入れました。 ソファーに座った時に、腰から下の部分の障子が上に動い、庭の地面のところが見えます。障子を開けたり閉めたり、雪見障子を上げ下げすることで、中庭のいろいろ […]