昔の照明器具を現代に生かす

デザイン性に優れた和風の照明器具を今見つけるのは大変な手間がかかります。メーカーでも沢山作っていますが、どれも似たような感じで安っぽく、つまらないものが多いので、ここぞという和紙や、和モダンの洋室に着ける場合は、古い照明 […]

有田焼の幻想的な照明器具

日本の伝統的な焼き物もその使い方を考えれば、まだまだ今のモダンな建築いや生活の一部として輝く存在になります。この有田焼の照明器具もそんな使い方をされた良い例ではないでしょうか。日本の伝統的な物を新しい空間に取り入れる。い […]

コンクリートに木の年輪を描く

インテリアの世界も新しい技がどんどん出てきますが、そこはやはり手が入るものが感動を誘います。 コンクリートを作る為に型枠をするのですが、その型枠の木の模様が残るやり方もあります。この壁を良くみますと、どうも型枠の跡ではな […]

西川材の産地飯能市の美しい市立図書館

西川材と言いまして、古く江戸時代から江戸の街の建物の多くは、この材で建てられていました。荒川の西にある産地ということで西川材というそうですが、今は飯能市。そこに新しい図書館がありますが、この図書館には多くの西川材が用いら […]

平戸の親和銀行は町並みに配慮した設計

町並みを形成している、または整えつつある街に、新しい建築しかも公共の建物を建てるとなると、そこは迷いどころです。その町並みの家々を考慮し外観も同じような要素の部材で構成するやり方、形態は現代的で、素材を吟味し溶け込むもの […]

トイレの話

トイレは人が住む上で欠かせない場所です。食事を美味しく頂き、不必要なものを出し、身体を軽く綺麗にする場でもあります。トイレが綺麗なお家は、とても清潔感があり、家全体が輝いています。商業でも唯一トイレは利益を生まないスペー […]

電車の移動もまた楽しい。JR特急みどり

出張で、長崎の平戸に行ってきました。バタバタの工程で行って打合せしてすぐ帰る工程でした。でも今回は飛行機で羽田から福岡まで1時間半で行き、地下鉄で博多に35分で出てそこから電車で2時間佐世保に着き、そこから車で1時間ちょ […]

建物の外部足場がとれる喜び

大きい建築であれ小さい建築であれ、工事で使われていた外部足場が外され、その建物の全体像が見える瞬間は、設計者としては大変な喜びと同時に緊張感が走る瞬間でもあります。沢山の図面を書き、検討を重ね、色も迷いながら決め、自分の […]

駒場東大教養学部1号館 内田祥三ネオゴシック建築

駒場東大の1号館です。本郷の安田講堂を小さくしたような感じ。外壁にはスクラッチタイルが貼られ、装飾もなされた内田ワールド 鉄筋コンクリートの初期の建物なんですが、しっかり打たれているのか今でも迫力ある外観を見せてくれます […]

旧前田家本邸 アーチのあるテラスの石モザイクの床

外の石と煉瓦タイルとの取り合い部分も難しい納まりです。よく見ますと、動物の彫刻が置かれています。守り神ですかね。 アーチを持つ1階のテラス。 石のアーチ部分の装飾も綺麗なんですが、床は石のモザイクでした。 しかも千鳥模様 […]

旧前田家本邸公園側外観 石と煉瓦の重厚なデザイン

公園側(広大な庭側)のファサード 石のアーチを持つ1階部分と煉瓦タイルの2階 バルコニーが前面に設けられ、2階、1階共に庭に対して出られるようになっています。 石もタイルも、良く見ますと細かいディテールがあちらこちらに […]

旧前田家本邸 壁の塗り仕上

本物のクロスが貼られていた部屋が多いなかで、階段室の壁は左官の手の痕跡が残る塗り壁でした。 照明で照らされ、その凹凸が陰影を付けて趣のある壁になっています。 こちらは、お手伝いさん用のバック動線の階段 でも良く見ますと、 […]