月のあかりを連想させる丸窓 足立美術館
丸く空けられた下地窓の前に障子をもってきますと、ほのかな外部の光が丸い形状を柔らかく表現して、和みの空間を作ります。 月のような優しいひかりです。 窓の外にも植木を施すことで、風に揺れる影を室内から眺められます。
足立美術館 三畳台目茶室 桂離宮松琴亭茶室の写し
三畳台目という大きさの茶室。三畳の畳と一畳の3/4の大きさの台目という畳で構成されたもので、京都桂離宮の松琴亭茶室と同じ作りです。 本家の茶室は8つの窓があることから八窓の席と呼ばれています。 庭側の開口とにじり口 主人 […]
足立美術館 庭と一つになった茶室寿立庵
足立美術館には茶室がしつらえてあり、美しい庭を見ながら抹茶を頂きました。この茶室は、桂離宮の松琴亭の茶室等の写しがあり、実際に座ってみて茶室空間を体感できます。 まずはその導入部から。 何と言いましても玄関までの道が長い […]
白砂青松庭 足立美術館
真ん中の池を中心にして右に男性的な黒松を砂の上に植え、左に女性的な赤松を植えた横山大観画伯白砂青松庭を体現させたもの。 松の木が本当に美しい絶妙なバランスで植えられています。
庭を絵とし、建物の窓枠を額縁とした和室 足立美術館
建物の開口部を額縁としてそこから見る景色を絵とするなんて良く使いますが、ここ足立美術館の額縁と絵は、真さに本物です。 暗い室内から見ますと、庭が浮き出し、本当の風景画のように見えます。 植木の配置、開口の位置が完璧。考え […]
最高に美しい日本庭園 足立美術館
庭園の素晴らしさと横山大観のの収蔵で有名な足立美術館に行きました。 確かに庭園は綺麗で、まるで日本画を見るが如しでした。毎日職員の人と植木屋さんが砂を掃き清め、絵に描いたような完璧な美しさを保っています。 手入れも行き届 […]
東光園 屋上シェル構造屋根のレストラン
水平・垂直の形態の中で最上階のシェル構造の屋根の部分が、一つのアイキャッチになっています。 ここは、最上階のレストランです。 すごい梁がそのままデザインされています。 バルコニーに出れば、目の前が美しい日本海。歩い […]
東光園 像の鼻、くじらの背中のような面白い形態
本館と新館は、空中のブリッジで繫がれていますが、その下の1階部分は、お土産品や喫茶となっています。 その1階共用部の屋根がこれまた面白い。 黒い防水のままの屋根なんですが、像の鼻というかくじらの背中のように黒くうねってい […]
東光園 階段室やエレベーターシャフトのバランスが完璧な庭側外観
ホテルロビーから庭に出て、建物を見てみました。 こちらは、正面の外観と異なり、左側に階段室とエレベーターシャフトの塊を持ちます。ここしかないだろうという配置と、美しいプロポーションにしばし見入ってしまいました。 […]
東光園 風が抜ける空中庭園
外観上、非常に大切な要素が、この4階の空中庭園です。 4階のスリットがあることで、構造がここで変わることが外からも良くわかりますし、外観のプロポーション上も分節による美しいプロポーションが生まれています。 4階空 […]
東光園 構造の迫力をそのまま表現したホテルロビー
それでは、中へと入ります。 シンプルな扉。低い天井の風除け空間から一気に2階吹抜けの大空間へと導かれます。 吹抜けの大空間。目の前に大きく開いた開口部から外の景色が一杯に目に飛び込んできます。 外は広い庭園と温泉が一つ […]
鳥取県皆生温泉 東光園 建築家菊竹清訓の力作
島根県の出雲に一泊で行ってきました。 隣の鳥取県米子の皆生温泉にある建築家菊竹清訓の代表作ホテル東光園に立寄りました。 コンクリートの力強いフレームと宙に浮く客室。テントのようなシュル構造の最上階レストランと階段室。 新 […]