前川國男邸 コルビジェの中軸回転扉
廊下とリビングを区切る扉は、軸が中にある回転扉です。扉というよりも動く壁なんです。
これによって空間が劇的に変わるのですが前川國男の師匠である、ル・コルビジェが良く用いていました。
内部を上手く隠して空間の拡がりをもたせる使い方もできますし、一つの場から次の場に移る結界としての扉としても使えます。また多くの人の移動にも便利。
これはコルビジェのパリのアトリエのエントランスにある回転扉
まさに動く壁でしょう。
こうして2,3人は同時に移動できますしね。
こちらはコルビジェ設計のラ・トゥーレット修道院の廊下と聖堂を区切る回転扉