障子の持つ魅力
和室から庭を見る。
勿論座っての目線で見た図です。
雪見障子を上げると、丁度木々が見え、奥の家は見えず、庭がずっと広がって見えるような高さに設計してあります。
座る位置と目線の高さによって全ての寸法が異なってきます。
こちらは、床の間側
良く見ますと、床の間の右から床の間を奥まで照らす明かり取りが作られ、右の壁には手前の床を照らす地窓があり、障子と欄間障子からも淡い光が入る。日本の和室は障子という媒体を介して、柔らかな光で包まれるように設計してあるんですね。夜に天井からの照明だけでは暗い感じがしますが、障子に光が反射することで、夜も闇を作らず、暖かい雰囲気の空間ができあがります。