ルイスカーン ソーク生物学研究所 はめ込まれたチークの開口部パネル

コンクリート打ち放しと木パネル。いずれも素材そのもの仕上げとして使っているので、経年変化してもその良さは失われる事はありません。しかし完成して60年近く経つのに部分によってはチークの木の色がそのまま残っているのは何故でしょう。このソークが建つラ・ホヤという場所は極めて雨が少ないそうです。納得! 太平洋に直接面する部分はさすがに変色しています。でも木というのは表面が色が変わっても一皮むけばまだ生きているので、補修さえすればまだまだ大丈夫です。 開口部は引き戸です。 雨の水を切る「水切り」も同じチーク材。日本ではありえませんが。 ものとものがぶつかる部分がディテールにおいて最も重要なところですが、このコンクリートと木パネルの取り合いお美しさは、さすが。