清春芸術村 ジョルジュ・ルオー記念館 優しい光に包まれた礼拝堂

清春村にある谷口吉生設計の礼拝堂 宗教画家のジョルジュ・ルオーを記念して建てられたもので、ここに訪れる芸術家達の礼拝堂です。コンクリート打ち放しの建物。円筒のマッスと正面の四角い箱、その上に乗る鐘塔。内部をそのまま外部に表現した真っ直ぐな建築。 入って正面にキリスト像があります。この像はルオー自らの彩色 円形の壁にトップライトの反射光が写り、浮遊感を醸し出しています。 シンプルな形で光と影を表現するのは大変頭をつかうところ。この設計は成功してますよね。コンクリートの持つ固く、人を拒絶する性格がこの建物では感じられません。 後ろを振り返ると入り口の扉があり、その上にルオー製作のステンドグラスがあります。 小さいので優しく光に包まれているような空間でした。