新しい街の中心に位置するむつ支店

白い外観はみちのく銀行さんの建物企業カラーですが、雪が積もる冬には環境に溶け込む色となります。敷地は、新しく沢山のビッグ店舗が立ち並ぶ地域で、街の中心が旧市街からこちらへとだんだん移ってきている場所でもあります。たくさん立ち並ぶビッグ店舗は、どの建物もはでな色使いで、形もそれぞれ主張しています。今回は、できるだけシンプルな外観でしかも裏表が無い形というのが最初からのテーマでした。寒いむつ市では移動手段は殆どが車。大きな駐車場は、交差点と裏側にありますが、交差点からのお客様の出入りも重要ということで、2つの出入り口をつなぐ設計となっています。 外観の縦スリットは、この地方で力強く立つ針葉樹のイメージと、夜になって光を四方に放つ暖かい行燈のイメージをだぶらせました。 交差点から見た外観。敷地は四角ではないので、道路に沿った形態をしています。外壁は押し出し成形セメント板に工場塗装を施したもの。表裏がなく、全体が優しく繋がった一つの塊に感じになるように建物のコーナーは曲面になっています。 こちらは駐車場側の出入り口。車を降りて、入り口がすぐわかるように庇と祖で看板を設置。自立看板は、山から吹き下ろす風除けの壁としての機能も持っています。 交差点側出入り口