建築家の力作が並ぶ表参道 どんどん変わる街並み
表参道は明治神宮へと続く参道でして、昔からファッション、デザイン、食の東京の最先端を発信している場であります。昔の同潤会アパートがあった時はやはり昭和の香りを残しながら、表参道を歩いていてもなんとなく気持ちが高ぶりながらも緩い感じがしていて良かったのです。なんか散策気分と言う感じでしょうかね。同潤会アパートがコンクリートとガラスの建築に変わり、その変化に追随するように海外の高級ブティックが沢山進出してきて、今やブランド通りと言う感じです。建築家は施主からやはり目立つもの、独自な表現を求められますし、それに一生懸命取り組んで答えを出します。表参道のそれら建築家が手掛けた建物はそれぞれに面白いですし、力を感じますし完成度も高い。でも歩いていても何か肩に力が入りますし、昔感じていた気楽さは表通りには感じられなくなりました。
今は、2,3本表から入った通りの方が何となく気持ち良いのです。
昔の同潤会アパートの形態を残した棟なんですが、室内の光が表に漏れてきて暖かみが感じられます。
今回の目的はこのルイヴィトンです。この建物は青木淳さんの設計。ルイヴィトンといえば、大航海時代から始まる旅に用いた頑丈な旅行カバンのイメージですが、そういう箱を積み上げるようなデザインとなっています。
1月末までフランクゲーリー展がこの建物の7階で展示されていてそれを見に来ました。