
大きなフラットな天井の中に開けられた2つの四角い開口部。
一つのトップライトからの光は棺に当たる光が、もう一つのトップライトからは時間によって祭壇を照らす光が、採り込まれます。
祭壇はシンプルな四角い箱
そして床に開けられた穴からは、機械的に棺が昇ってきます。

参拝者側と、祭壇側を分ける厚い袖壁が空間を引き締めます。

亡くなった方を見送る、光だけが支配する静かな空間。

2階のパイプオルガンの奥の壁も長いスリット開口から間接光により照らされます。

天井の照明は集められスポット照明がいくつか配置。大きなフラット天井に対してその存在感をできるだけ無くしています。

外が見える開口部と反対側のハイサイドライトに照らされた壁

こちらは、バックヤードの控室上の光窓

ブリュッグマンの復活礼拝堂と違うかたちで、生と死を正面から捉えた素晴らしいペッカ・ピトゥカネンの聖十字架礼拝堂でした。