ストックホルム市庁舎 金のモザイクを貼りこんだ華麗な黄金の間
最後にみたのがこの黄金の間です。
ラグナル・エストベリが設計し、建設が始まり、多くの時間が費やされ、多くの費用が使われました。工事費は当初の予算の6倍まで膨れ上がり、ストックホルム市民からの寄付もすべて使い込んだ状態だったそうです。そこでこのホールをどう仕上げるか?歴史に残る建物にはいろいろな物語が生まれますが、ここでもドイツからの使者が金のモザイクを売り込みにきたそうです。当然そのような高価な材料を市が買えるはずがないのですが、そこにユダヤのある富豪が購入し、何と市に寄付したそうです。
こうして、ノーベル賞の舞踏会でも使われる豪華な黄金の間ができたというお話。
ストックホルムを中心に世界が描かれた壁画
黄金の間は、青の間の吹抜け空間とバルコニーを介してつながっています。
ステンドグラスの入った扉も美しい
見どころ満載のストックホルム市庁舎でした。