四国霊場第31番札所竹林寺の納骨堂を訪ねる。気持ちが変わるアプローチ

四国の高知県にやってきました。高地市にあるお遍路さんが訪れる四国霊場31番札所竹林寺にまずは行ってみました。あいにくの雨空ですが、それだけに雰囲気がある場所です。 まずは門をくぐりますが、これがまた遠近感、階段のずれた配置が素晴らしく、奥行きが感じられると共に、本堂に向かう気持ちを昂りを導きます。 ずれた荒々しい階段 階段の石は平らではなく、結構石本来の粗さや、自然観をそのまま表したものでした。 そして本堂をお参りした後に納骨堂へ。設計は堀部安嗣氏。2016年の日本建築学会賞作品です。 そのアプローチですが木々で覆われた細い道を進んでいきます。 アプローチの床の仕上げもいくつかに分けられていて、微妙に角度を変えることで、気持ちも少しずつ変化していきます。 真っ直ぐで、湾曲の高低差がある綺麗な石畳 先には低く細い水平ラインの庇が出迎えてくれます。 石畳は最後のところで、細かな石の床に変わります。なかなか細かい。でも、その変化が、気が付かないうちに心に少し変化をもたらすのですね。