日本橋高島屋S.C.新館 高層ビルの低層部を本館とそろえたデザイン
日本橋再開発の一環として完成した日本橋高島屋S.C.新館。
本館は百貨店として初めて重要文化財になった建築で、その隣に建ちます。
中央通りに面するファサードは、本館と連続するデザイン。
この新館は、地上31階のたてものですが、低層階8階部分を本館と同じデザイン、高さにして街並みに配慮。高層棟はガラスカーテンウォールによるモダンデザイン。
高層棟は低層棟からセットバックしているので、道路を歩いていて圧迫感はほとんど感じません。用途は事務所ビル
本館と新館の間には、以前は区道が通り、車を通っていましたが、今回の増築ではその間にガラスの屋根がかかり、歩行者通路となるガレリアを形成しています。都心で、このような都市計画を行うには役所との重なる折衝が必要で、簡単にできるものではありません。
天井にガラス屋根を貼った歩行者用プロムナードを設けたことで、奥の道や東館まで多くの人の流れを造りだすことに成功しています。活性化した内部化された道。
設計は日本設計・プランテック設計共同企業体、施工は鹿島建設。
低層部上階にあるオープンテラスのあるレストラン。
都心に外気が感じられる開放的なレストランが増えることは好ましいですね。