アーチが美しい 文化学院の保存された校舎
壁に開けられたアーチの開口部。
何となく優しく人を受け入れるこの形にはいつも魅力を感じます。
御茶ノ水から少し歩いたところに昔の文化学院の建物を一部保存した建物が現れます。
ここは文化学院のあった場所で、校舎のシンボルでもあったアーチの開口部のある建物が坂倉事務所によって保存されゲート的な役割として活かされています。
緑も上手く残しながら、アーチのある2階建物が迎えてくれます。
この奥には新しい校舎が高層でありますが、ほとんど意識されない上手い配置計画
文化学院は、西村伊作が与謝野晶子らの賛同を得て、中学、高校校令に縛られない自由で独創的な教育を目指して設立した専修学校。
2018年に閉校となりましたが、多くの文化人を輩出しました。
アーチから覗く緑も素敵
洞窟のような内部
アーチのガラス建具は、以前の建物でも使われていたもの。
小さくてもインパクトあります。
新校舎とのつなぎ部分も上手い。
この奥の新校舎の階段もなかなかのもの。先が見えないワクワク感。照明の配置や、引き継いだアーチの天井も魅力的です。