識名園 琉球王家最大の別邸 風が抜ける廊下

沖縄の首里城近くにある識名園 これは琉球王家の最大の別邸で、大きな池を配した回遊式庭園、御殿、六角堂などからなるものです。 先の大戦で、跡形なく破壊されましたが、20年の歳月をかけて再建。世界遺産に登録されました。 こちらは、入口から入ってすぐにある建物である番屋。 識名園 平屋建てです。プロポーションが良いですよね。琉球瓦、琉球漆喰で構成させる屋根も自然に溶け込んでいます。 こちらは正門。琉球石灰岩の門型フレームの間に木造の門がはめ込まれたようなデザイン 識名園 正門から入って池へと至る通路。緑が生い茂った中を蛇行するアプローチです。 識名園 やがて、視界が開かれて池が見え、その池に面して建てられた御殿が姿を現します。 手前が玄関や前座で、廊下を挟んで左が大広間や1番、2番座のエリア 識名園 御殿正面で、右側が玄関 正面は、前座と呼ばれる部屋。解放感抜群です。 識名園 玄関を入って見返し 識名園 玄関入って右に向かうと奥に一番座、二番座、大広間と呼ばれる大切な主部屋が並びますが、 そこに到る廊下が素晴らしい。 識名園 板戸を跳ね上げる扉から、池やその縁に立つ六角堂が眺められます。 識名園 視線は下の池の方に注がれます。 風が室内を抜けていく。 この解放感は抜群です。 識名園 窓から見る池の景色 識名園