吉村順三 脇田和アトリエ山荘(4) 長方形のアトリエ
さて、脇田画伯のアトリエです。
不整形の居住部分は、平行した壁がありませんが、このアトリエ部分はやはり水平・垂直がないと、絵を描く時何だか不安定になるので、
この部分は正方形プランをしています。
大きな開口を前にして画伯は絵の構想を練っていたのでしょうね。
いろいろな道具が並べられた机
窓から見える景色
L字に曲がっているので、自分の建物の外壁も見えて、何となく落ち着きます。
庇が切れることによって、目線が空へと抜けていきます。外観上もここが切れているのがわかります。
なおかつ、本体部分の屋根を斜めにカットすることで、アトリエからの視線が開かれるようにしたんですね。
アトリエに残された美しい絵の道具達