弘前レンガ倉庫美術館(4) 大巻伸嗣氏の「地平線のゆくえ」展
大巻伸嗣氏の弘前レンガ倉庫美術館での展示会テーマ
人や自然、物質世界や精神世界の生と死が円環をなすような生死観をテーマとした展覧会
そのなかの一つ
「Liminal Air Space-Time」
1枚の大きな布が大きく波打ち動きます。そこに波の音や、心に響く音が流れ
時間が経つのを忘れ、自分の内側へと導かれるような感覚を持つことができます。
この音は実は津軽地方在住の方々の声を集めて造られたとか。
コンセプトスケッチ
こちらは、白い円形の盤の上に置かれた装置。細い線で吊るされた重りのような矢尻が大地を這うようにゆっくりと回転します。
床は、Flotage という作品 切り裂いた大地を縫うように張り合わされた世界地図。
回転しているのは Liminai Air-core-天 IWAKI Liminai Air-core-地 IWAKI
その向こうにはAbyss という巨大な壺
反対側の壁にはAbyss-Jomon
縄文の坪
建物の構造を生かした大空間
暗い展示室から一期に明るくまばゆい世界へ
花が散りばめられた床の上に雲がかかり、その中を歩いて行きます。
春を感じさせる Echoes Infinity-trail という作品
天井は雲のよう。
大巻氏のスケッチ
暗い森の中に大きな木が立ち並ぶインスタレーションのスケッチ
時間を忘れさせてくれる大巻伸嗣氏の展覧会でした。