箱根強羅花壇(1) 玄関から続く長い通路と、圧倒的な印象を植え付ける120mの大列柱廊
箱根の強羅花壇に行ってきました。
建物は1898年竣工。
以前から知っていましたが、訪問したのは初めて。
敷地は、平らな部分が少ない崖地
その勾配ある敷地にどのように建物をはめ込んでいくのか、ポイントだったと思います。
入口は、純和風。隣には、1930年竣工の旧宮家の閑院宮(かんいんのみや)別邸の洋館が建っています。
元々は、この旧閑院宮の夏の避暑地として建てられた別邸があり、その庭を使いながら旅館としたのが強羅花壇。
この宮家別邸から徐々に増築をしながら旅館を営業していましたが、1989年に今の形に新築。
門を入ると、長い通路(アプローチ)が客を迎えます。
立派な敷石
横には水が流れています。
振り返ると、旧閑院宮家のハーフティンバーの洋館
玄関
玄関入って正面の格子戸
右側がフロント、左側には太い柱の列柱廊
フロントレベルから見た列柱廊
この圧倒的なパースペクティブなシーンは強烈に頭に残りますね。
光る黒い床タイルが空間を引き締めます。
反対側の列柱廊
右が、ロビー。左奥が玄関。そしてこの廊下を歩いていくと、旧閑院宮別邸に繋がります。
旧閑院宮別邸に続く廊下。
その廊下からの振り返り。
奥の旧閑院宮別邸から続く廊下
メインの階段を下りて、宿泊棟に向かうエレベーターに載って、宿泊棟へと移動する動線になっています。
メイン階段
階段の左はショップスペース
陶器の床が良いです。
階段手摺
そして、さらに続く列柱廊
列柱廊の途中、右に大浴室。左にサロンが配置
列柱廊の脇スペース
列柱廊の先は、外の休憩スペース
火がたかれます
木フレームの建築